この記事のメインターゲット
・高コスパ、オンライン、未経験向け、10万円以下のプログラミングスクールを探している人
・大学の情報系の講義レベルの内容で基礎を勉強したい人
・未経験からエンジニア、プログラマのどっちになりたいかはっきりしていない人
・未経験だけど自分のスキルを確かめたい人(文系でも結構できるやつはいる)
初めに
近年、エンジニアやプログラマへの転職などが空前の人気を博しています。
私の周りにもそのような情報が溢れかえっており、特にスポットライトを浴びているキーワードとして
”未経験からプログラマ・エンジニアへの転職”
というものがあげられます。そこで需要が高まっているのがプログラミングスクール、さらに例の新型コロナウイルスを皮切りに完全オンラインのサービスが求められるようになってきました。
しかし、どこのスクールも20~30万円と気軽には始めることのできない価格帯のものばかりかと思います。
また、未経験でそもそも自分がエンジニアになりたいのか、それともプログラマになりたいのかはっきりしていないという人も多いかと思います。
そういう方へ向けて、情報系の大学院出身の現役のエンジニアである私が厳選したプログラミングスクールを紹介いたします。
あくまでプログラマやエンジニアの入り口として何をすべきか迷っている人に向けた記事です。
プログラマやエンジニアになれても成功ではなく、問題はその先でスキルをどう磨いていくかが大事です。それだけは忘れずにしていただければ幸いです。
コスパ最強のプログラミングスクール 【1st-step】
今回紹介するスクールは【 1st-step 】です。
※スクール名が1st-stepです。記事の書き方として少し紛らわしいかもしれませんがご了承ください。
特徴
このスクールの特徴は、ほかのスクールに比べてカリキュラムが非常にシンプルである点です。
C言語、Java、VBAの3種類に絞って講座が開かれており、それぞれ好きな講座だけ受けることも可能。
講座の形式は90分の講義形式でそれぞれの講座ごとに決められたコマ数講義を取ることでカリキュラムを修了することができる。
価格
値段とコマ数は以下のようになっている。
・C言語 14コマ 44,800円
・Java 14コマ 44,800円
・VBA 10コマ 44,800円
見てわかる通り、それぞれ45,000円を下回る価格で講義を受けることができる。
また、すべての講座をすべてまとめて受ける場合は【基礎コンプリートコース】を取ることになるが、この場合はなんと価格が【79,800円】となる。
また、全くの未経験者を大歓迎しているため、PCがない人向けに【5,000円/月】でPCの貸し出しも行っている。
メンターサポートに関して、当然と言えば当然だが、コースを受講中であればいつでも質問し放題であるのも安心だ。(メンターと横文字で書いたが、つまり講師のことです。)
おすすめポイント
ポイント1 なんといっても高コスパ
おすすめポイントはなんといってもコスパの良さだと思う。単純に価格だけ見てもこれだけの価格で講座を開いているところはそう多くはない。(というか、ぱっと調べてGoogleの上位には全然ヒットしなくて見つけきれなかった)
自主学習するスタイルのprogateなどは別として、どこも10万円を下回る講座なんてそうそうないのではないかと思う。
ざっと大学の講義が一コマ当たり5,000円程度なので、それより安いというのは魅力的だ。
また、PCのスペックがいかほどかは不明だが、5,000円で貸し出してくれるのは破格と言っていいだろう。会社でリース契約などをして使おうとするといろいろと面倒なうえもっと高くなるのでだいぶ頑張っていると思う。
ついでに言うと、無料のカウンセリング+体験授業ももちろんあるためここでしっかりと自身の適性を見極めたり、メンターの対応の評価などもできます。
安心して始められるのはいいですね。
ポイント2 言語カリキュラムの厳選が素晴らしい
べた褒めするわけではないが、言語のセレクトが素晴らしい。
なぜC言語とJavaとVBAという組み合わせが素晴らしいのかというと、これらの言語はプログラマになるにしてもエンジニアになるにしても基礎中の基礎であるからだ。もちろん業務をするにあたってはもっとたくさんの言語を習得していかなければいけないが、プログラミング言語というのは基礎を学べば一気に応用が利くものなのだ。
C言語
私はよくprogate初学者などに「まずはC言語をやってみろ」と言ったりするのだが、なぜかというとC言語はだいぶ基礎的な動きを書けなければ動かせない。また、処理としてはだいぶ数値計算的な処理が多くなる。プログラミングにせよシステムエンジニアリングにせよ、数値処理をできなければいいプログラムは書けないし、書くためにはメモリの動きなどの理解が必須となる。この辺を理解している人としていない人ではプログラマを名乗る資格の有無が変わってくるのではないかというくらい必須項目でもあり基礎科目でもある。しかし、C言語は独学は大学生でも難しいといわれることもあり、マンツーマンで教えてくれるようなメンターサポートが必須だ。
よくあるスクールでははやりのPythonやHTML・CSSなどをやらせたがるが、この辺をやるよりも学習コストもかかり、なおかつそれらの言語よりも重要度は高いのになぜかどこもやりたがらない中で1st-stepでは率先してC言語を組み込むあたりは非常に分かっているなとエンジニア目線で感じた。
せっかくなのでJavaとVBAに関しても説明するとしよう。
Java
Javaは現代のあらゆるシステムや機械に組み込まれており、非常に汎用性の高い言語なのでこれも率先して学習したい言語となる。Webページのシステムや誰もが使うソフトウェアに始まり、テレビやエアコンなど、Javaは本当に世界中のあらゆるものに使用されているといっても過言ではない。しかし、オブジェクト指向という性質上どうしても学習を敬遠されがちであり、C言語同様に学習のハードルが高かったりする。なのでJavaの基礎を知っている人はそれだけで市場価値があるともいえる。ほかにもJavaを学習することで純粋にコーディング力がアップするという点も魅力的だ。
VBA
次にVBAだが、まずそもそもVBAとはなんだってところから始まると思う。
この言語は何者なのか、というより何ができるのかを説明したほうが早いだろう。
これはVisualBasic for Applicationの略で、Microsoftの環境下で動くアプリを開発するために生まれた言語だ。
最も身近にVBAが利用できる場面としてExcelなどの処理をプログラミングで処理できるようになるなどといったことがあげられる。これはマクロと呼ばれることもあるが、例えば、同じような繰り返しの作業があるとしてマウスとキーボードを毎回カチカチやっていても時間がもったいない。そういう時にボタン一つで同じ作業をまとめてやってくれる処理をExcel専用でプログラミングしよう、といった風に利用できる。VBAはExcel以外にも実は幅広く使うことができ、特にエンジニアの現場で意外とめちゃくちゃ必要だったりする。この言語に関して10年後にどうなっているかはわからないが、少なくとも現場ではバリバリ現役の言語だったりする。なんならわざわざ研修でしっかりと時間を取って学習させられたりするくらいには。
正直、プログラマやエンジニアになるためにまず初めに何を学ぶべきかと言われてこの言語たちをセレクトしているあたり本気で0からエンジニアを育てようとしているんだなと感じる。
これらの言語を学べばスキルの種としては十分だろうし、しっかりとエンジニアも目指せるのではないかと思う。
というのも、エンジニアというのはプログラムを書くだけが仕事ではないのでそういう意味で本気なんだなと思う。
ポイント3 対人ならではのメリット
どうしてほかのスクールがあんなべらぼうに高いのかというとやはり人件費が大きいと思う。
プログラミングを学ぶ上ではそれだけ人材にリソースを割きたいということだろう。
独学でプログラミングというのはなかなか難しいし、Googleで調べようにもなんと調べていいのかわからない。気軽に聞きたい。ニュアンスで質問したい。このような悩みはGoogleの検索機能ではまだ力を果たせないかと思う。特に、未経験ならなおさら直接質問したいという要望は大きいと思う。
実際に私もメンターをしていた経験から、特にその必要性というのは生徒の口から聞くくらいには認識している。
メンターがいるかいないかというのは後の成長に大きくかかわってくるので、単純にそれだけでも非常に大きく強力なメリットなのである。
カリキュラムを厳選しているからこそあの値段で対人のオンラインスクールを開講できるのだと私は思う。
おすすめできないポイント
さて、ここまでさんざんべた褒めしてきたわけだが、物事はすべていい面だけではないというのが世の常。ここからはおすすめできないポイントをざっと解説していこう。
おすすめできないポイント1 やはり金はかかる
これはスクールに通い人に教えてもらう上で仕方のないことではあるが、やはり社会人をやっていても財布に響くほどの出費になる。
ある程度情報系に強い人であれば無料で手に入れる情報でもたくさん学ぶことができる。
例えば、Qiitaなんかが我々の中では真っ先に出てくる。
といっても私も大学にはお金を使っているわけで完全に無料でここまでこれたのかというとそうではない。
少しでも出費を抑えたい人にとっては1コース4,5000円も痛手の出費となることは間違いない。
どうやったってお金がかかってしまうことは避けられないデメリットともいえるだろう。
おすすめできないポイント2 初学者よりも上の人には向いていない
つぎに、コースがあまりにも未経験者向けであるという点だ。
コースは3つの言語だけなので、それ以外の言語のコースがなく、すでにやったことのある人にとってはこの安いコース以外に選択肢がないためこのサービスのお世話になることはないかもしれない。
もしかすると今後コースがどんどん増えていく可能性はあるが、現時点では3 + 1コースなのであくまでも初学者、未経験者前提ということを忘れないようにしなければいけない。
おすすめできないポイント3 webデザイナーになりたい人向けでもない
また、Htmlなどのマークアップ言語を学ぶわけではないのでwebデザイナーになりたい人にとってはあまりおすすめすることのないコースとなっている。あくまでもプログラマやエンジニアになりたい人向けのコースとなっているため、webデザインを学ぶ場合は違うスクールという選択肢になってくるだろう。 まったく無駄になるということはなく、webデザインをするうえでたくさん言語を学ぶのでもちろん強力な力になってくれることは間違いないが、視覚的にモノづくりをしている体験をすぐにできるのはhtmlなどを用いた講座になってくるだろう。
おすすめできないポイント4 有名じゃないのでレビューが少ない
こればかりはスタートアップなので仕方ないが 、まだ始まったばかりのサービスなのでレビューが少なく講座そのものの評価がしにくい点があげられる。
まだ登録者も増え始めたばかりで対人でマンツーマンなのでよっぽどひどいということはあり得ないとは思うが、それでもやはり不安が残るのが実情。
少ないレビューの中でどのように判断して本スクールに通うか決断するのは本人次第です。
私があげたメリット以外にもほかにもいろいろいい部分はあるかの知れないので、無料のカウンセリングなどもうまく活用しながら決めていければいいのではないでしょうか。
不安点
これは杞憂に終わるような気はしますが、どこのサービスも規模が大きくなれば値上げなどをしたりします。
このようなぶっ壊れ価格で提供できているのももしかしたら今のうちだったりするのかもしれないなと思わなくはないです。
まぁ、ないでしょうが。
最後に
さて、いろいろと紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
今回は未経験の人におすすめできるプログラミングスクールを紹介いたしました。
あくまでもプログラマやエンジニアになりたい人向けというテーマでお話ししましたが、1st-stepで学べることは現役エンジニアの私から見てもいいセレクトでしたし、総合的に見ても十分行く価値のあるスクールだったように思えます。
とりあえず行動することから始めるというのは大事なことです。
はやりに流されて動くだけでなく自分で考えて選択するのもいいのではないでしょうか。
とにかく高コスパで最短ルートを目指している人にとっても十分選択肢にはいるのは間違いないでしょう。
興味の出た方は1st-stepにて。
最期に私の意見ですが、未経験からエンジニアになることはできても、使える人材になるかどうかは全く別物です。あくまでも入り口としてスクールを使うという前提で話しています。
最近は未経験からエンジニアになれた!やったー!みたいなのが増えていてうんざりするのですが、なることは簡単です。(あと、エンジニアとプログラマは別です。ごっちゃにしている人も多いです)
やはり本人のセンスややる気というのは大事になってきます。全く才能がない人でも仕事が出来なくはないですが、それでも専門職に就くということを忘れないように勉強に励んでいただければ幸いです。
それでは、今日はこの辺で
トウフ
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