Hisenseの4KテレビについているACASチップを取り外してみた

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ACASとは(前置き)

最近、B-CASカードがクラックされているのでその対策として視聴契約などにACAS方式というものを導入しているらしい。

我が家でも新しく4Kテレビを購入しようと思い、安かったのでHisenseの50E6Gというモデルにすることとなった。

今までのテレビでは先ほど述べた通りB-CAS方式だったのだが、最近のテレビは少しずつACAS方式になりつつあるようで、モデルによってはB-CAS+ACASの混合方式となっているものあるようだ。

しかし、この50E6Gは完全ACAS方式だったためどこにもB-CASを挿し込むスロットがなく、今まで使用していた契約済みのB-CASカードを使うことも出来なくなった。

こういう場合はNHKさんにお電話をして、番号を伝えれば切り替えを素直にしてくれるそうなのでもちろんすぐにそうしましたが、電話する前にそもそもACASとはいったいどこにあるのか気になりましたのでテレビを分解(実際は分解するまでもなかった)して、そのACASの正体を調査いたしました

テレビを分解(というか蓋を外すだけです)

では、さっそくテレビを御開帳いたします。

裏の蓋に7つのねじがついているのでそれを外します。(ねじの種類が2種類あるので一応気を付けます)

昔のテレビと違ってパーツなどがコンパクト化しているおかげか、テレビの基盤はこれだけとなります。

こんな16インチほどの基盤だけというのは技術の進歩はすごいですね。

テレビ自体も非常に軽いので、設置も非常にスムーズに行えました。

さて、基盤を眺めていると一部浮いているチップがありますね。

ということでこれを取り外してみますと見事に放送が受信できなくなりました。

ACASを取り付けてください、という風なメッセージが出てくるのでビンゴですね。

どうやらこれがACASを管理しているチップだったようです。

ちなみに、どこかの4KテレビはUSB方式だったりしたようですね。

では、なぜ完全に基盤にはんだ付けされていないのかというと、このCASという文化は日本独特のものだからですね。これを完全に埋め込み式にしようとすると国内企業の利権の関係やらなんやらで結構コストがかかるということでこの形になったみたいですね。

Hisenseは日本以外にもテレビを輸出しているでしょうし、国によっては放送設備さえあれば契約不要でテレビが見れたりするので、不要な国ではこのチップは外すだけで販売可能になるということですね。

まぁ、このような事情のおかげで国内で今後出てくる製品も基本的にはACASチップが分離可能な状態で販売されることになると思います。

今のところACASの解析はある程度進んでいるわけですし、チップが取り外しできるのであれば、あれやこれやすることによってB-CAS改造と同様にいろいろとできちゃうわけですね~

すでにACASのクラックなんかも少しずつではありますが情報が出ているようで、こういうのはいたちごっこですからね。

詳しくはお話しすることはできませんが、まぁそのへんもぼちぼちといったところでしょうか。

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