CDからハイレゾ音源 ~其の二~

其の一の続き

 

では、mp3の強みとwav音源(CDから得られる最高の音質)のいいとこ取りをしたくなりますね。

そこで登場するのが、~.FLACというデータだ。

FLACとは、FreeLosslessAudioCodec 、つまり誰でも使えるロスレス圧縮手法ということだ。

ロスレス圧縮とは、つまり可逆圧縮である。

可逆圧縮ということは、圧縮したデータをもとに戻すことができる。

(だが、圧縮はしているので、使わないときは小さいデータ量で。使うときだけ大きくなる。)

 

あと、なにがFree(無料)なのかというと、ソフトウェア技術の中にも特許というものが存在し、その特許があると、その手法を使うときにお金を払わなければならない。だが、このようにオープンにされている手法だと誰でも自由に使うことができる。(そして、一部の人間が更により良いものに改造してくれる)

しかしながら、もとに戻すためのデータなので、データを削りまくるわけには行かないため、mp3に比べればいささか大きなデータ量になってしまう。しかし、それでも元データの50%近い圧縮率なので十分なのではないだろうか。

また、このFLACデータは、トラック情報を書き込める。このおかげで端末上でも快適にデータを取り扱うことができる。

基本的にはandroidで使用することを想定しているが、FLACを再生できるアプリはとても多い。なので、アプリに縛られることもない。

肝心のCDからFLACデータを入手する方法だが、

自分の場合はこの記事で紹介している方法でFLAC音源にしている。

Windowsの場合はおそらくMediaPlayerでCDの吸い出し設定からFLACを選択すれば行けると思う。

その名の通り、FLACはフリーの手法なので、かなり多くの吸い出しツールに搭載されていると思う。

CDからFLACにした場合はCDより良い音は得られないが、それでもCDをそのまま再生するのと同じクオリティの音を聞くことはできる。

しかし、正しい定義(※参照)によると、

  • 録音フォーマット: FLAC or WAVファイル96kHz/24bitが可能であること
  • 入出力I/F: 96kHz/24bitが可能であること。
  • ファイル再生: FLAC/WAVファイル96kHz/24bitに対応可能であること。
    (自己録再機は、FLACまたはWAVのどちらかのみで可とする)
  • 信号処理: 96kHz/24bitの信号処理性能が可能であること。
  • デジタル・アナログ変換: 96kHz/24bitが可能であること。

などと、細かく決まりがあるので、正確にはハイレゾもどきということになる。しかし、まだCDが手軽に手に入るうちにCDのクオリティを最大限活かすならやはりハイレゾもどきでもいいんじゃないだろうか(少し強引か、、、)

 

というわけで、すこし強引ではあったがCDをからハイレゾ(もどき)のデータを吸い出す方法でした。

専門家の人たちに見られたら怒られかねない記事ですが、どうかお許しを。

では、このへんで。

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